
概要やレベル
超有名大学であるスタンフォード大学(Stanford University)が提供してくれる「機械学習」(Machine learning)の授業です。
概要は下記のブログ記事を参考にしてください。
>>コーセラ(Coursera)ー無料?機械学習が学べる?修了証?
・レベルは、初中級者向けです。
・データ分析やデータサイエンスを動画や書籍で一度学んだことがあるという方はこのコースについていくこと、終了することは問題なくできます。
・大学という高等機関の授業なので、データ分析やデータサイエンスを始めて学ぶという人は、動画や書籍で一度学んだ上で、こちらの講義を受けたほうがいいです。
・数学の部分は日本の講義のほうがわかりやすいです。例えば、線形回帰のところで、y=ax+bと日本の講義では紹介されますが、こちらでは、yとかxがθで表現されます。
以上のことから、データ分析・データサイエンスを始めて学ぶ方や基礎知識を学びたい方は、Youtubeや動画プラットフォームから学習をはじめることをオススメします。
Youtubeは以下のブログ記事を参考にしてください。
>>【YouTube】無料でデータ分析とプログラミングを学ぶには何からはじめるか
>>【YouTube】Pythonで学ぶプログラミングとデータサイエンス
>>【YouTube】Pythonプログラミング練習(入門)
動画プラットフォームで学びたい方は以下のブログ記事を参考にしてください。
>>Udemy とは? 人気コースは? セールもやってる?
>>【無料】キカガクー脱ブラックボックスコースの講座を受ける
>>【感想】無料のキカガク Python&機械学習入門を受けてみた
>>【感想】キカガクの脱ブラックボックスコースを受けてみた
字幕は?
日本語字幕があります。ですので、英語が苦手な方でも学習できます!
ただ、7週目Kernels II、8週目Reconstruction from Compressed Representationの日本語字幕はありませんでした。
しかし、講義ビデオの下の部分に先生のしゃべった英語の文字が表示されます。
こちらをコピペして、DeepLやGoogle翻訳で翻訳すれば問題なく講義の内容を理解できます!
テスト
動画の合間に英語で問題がでます。こちらは小テストみたいな感じで1問だけです。
再チャレンジも何度もできます。難しければスキップすることもできます。
スキップしても特に不利益もなく先に進めることができます。
各項目の最後(1週につき1回または数回)には、全5問のテストがあります(英語です)。
こちらのテストは合格しないと修了証をもらえませんので、がんばって解きましょう!
合格するには 80% 以上の正解が必要です。
これがけっこう大変です。
3回以内に合格しないと、再テストを受けるのに8時間近く間隔が必要になります。
テスト結果は、問全体に対しての正解、不正解しか表示されないというのが残念です。
つまり、選択肢を複数選ぶ場合の問題を間違えた場合、自分が選んだものが足りないのか多すぎたのかもわかりません。
しかも、解説がないので、再テストもまっさらな状態でやらないといけません。
それでは、復習はどうすればいいか。
それには、講義を見返すか、スライドを見返すかしかありません。
ただ、6weekの2問目はなぜか、選択肢の過不足について教えてくれたり、自分の選んだ選択肢の簡単な解説もつけてくれてました(なぜ、ここだけ。。。)。
再テストは以前のテストと選択肢が変わることもあります。
ですので、正解だった問題を再度正解するのは結構大変です。
8時間待った上での再テストでもどうしても解けない時や急いで先に動画を進めたい方は、githubで検索してみてください。
親切な先輩方がテストの答えを書いてくれています。https://github.com/mGalarnyk/datasciencecoursera/tree/master/Stanford_Machine_Learning
プログラミング課題ーMATLABをオンラインで動かす
プログラミング課題は2週目から出てきます。
こちらの講義はOctaveやMatlabという言語を使って行います。
Octaveとは、主に数値計算を目的とした高水準言語です。
線形および非線形問題を数値的に解いたり,Matlabとほぼ互換性のある言語を用いてその他の数値実験を行うための便利なコマンドラインインターフェイスです。
Matlabとは、世界中の何百万人もの技術者や科学者が使用しており、世界を変えるシステムや製品を解析および設計しています。
行列ベースの MATLAB 言語は、世界で最も自然に計算数学を表現できます。
Matlabは以下のリンクを翻訳すれば操作可能です!https://www.coursera.org/learn/machine-learning/supplement/rANSM/access-to-matlab-online-and-the-exercise-files-for-matlab-users
また、アカウント作成を日本語でやるとMATLABも日本語対応したものがダウンロードされます。
MATLABの使い方から課題提出まで
ex1.mlxを開くと課題が出ます。
そこに説明も書いてあるので、上から進めていくとできます。最初の一つ例を紹介します。
warmUpExercise.m を開き、そこのYOUR CODE HEREのところにコードをA = eye(5);と入力。
ex1.mlxを開いて、warmUpExercise()のところを指定し(マウスでクリックしてコードを入力できる状態にして)、上部のセクションの実行を押す。
これで課題1が終了しました。
このように、.mのファイルにコードを入力して、.mlxのファイルのセクションを実行するという流れで進めていきます。
次は提出です。
どこでもいいのですが、とりあえず「You should now submit your solutions. Enter submit at the command prompt, then enter your login and token when prompted.」のあたりに、コードを作成します。
コードをクリックすると、コードの入力画面が作成されます。
そこで、submit()と入力し、セクションの実行を押します。
そうすると、下記のコマンドウィンドウにログイン名(メールアドレス)を入力が求められるので、入力したらenterをクリック。
次に提出用トークンをCourseraのHPのプログラミング課題の提出方法のの新しいトークンを生成を押すと表示されるので、そちらをコピペして、入力し、enter。
30分以内(トークンの有効期限内)であれば、submit()と入力し、下記の画面に、Yを入力。enterだけで提出できます。
なお、30分すぎた場合には、nを入力して、もう一度、メールアドレスとトークンを入力してください。
感想
超有名大学であるスタンフォード大学(Stanford University)の「機械学習」(Machine learning)の授業を無料で聞ける時点で、言わずもがなオススメです。
機械学習の基本中の基本から単回帰分析や画像データ処理の基本を丁寧に教えてもらえるし、きちんと課題をこなせば、修了証ももらえるので、是非講義を受けてみてください!
また、講義のビデオをダウンロードできるので、後で通信環境がないところでみることもできます。
そして、講義内容をPDFで最後にまとめてダウンロードもできますので、復習もバッチリです。
Bias(バイアス)とVariance(バリエンス)の違い
6週目で学ぶBias(バイアス)とVariance(バリエンス)が違いがわかりずらかったのでこちらでまとめます。
high bias(高バイアス)はアンダーフィッティング(学習不足)で、high variance(高バリエンス)は、オーバーフィッティング(過学習)を表します。
バイアスは予測値と実測値の差のことなので、バイアスが高いと予測値が実測値から大きく離れてしまっているので、学習不足となります。
バリアンスは予測値の分散です。バリアンスが高いとモデルの予測値同士が大きく散らばるので、大きくちらっばたものにも対応できてしまうので、過学習となります。
バイアスを抑えようとするとバリアンスを大きくなってモデルの表現力が高くなりすぎてしまいます。一方で、バリアンスを抑えようとするとバイアスが大きくなりモデルの表現力が下がってしまいます。(バイアスとバリエンスのトレードオフ)
そのため、バイアスとバリアンスのバランスが取れたモデルが実用的なモデルとなります。
終了ー修了証のもらい方
私の場合、毎日講義を聞いて、約1か月ぐらいで終了しました。
HP右上の人型の部分をクリックして、受講中のコースを表示すると、下記のように修了証を購入というのが表示されます。
しかし、修了証の取得には、現在以下の金額がかかります(円安勘弁してくれ)。
注意
先日こんなメールが届きました(一部抜粋)。
From Andrew Ng: An update about the Machine Learning course
Dear To
Building a career in machine learning is more exciting than ever before! I want to let you know that I’ll be teaching a new and updated Machine Learning Specialization, created jointly by Stanford Online and DeepLearning.AI.
This 3-course Specialization is a successor to my original course, which has helped many learners start machine learning. I invite you to be one of the first to take this updated foundational Specialization, launching in June.
I hope these updated courses will empower the next generation of learners. So please help me spread the word, and encourage your friends to take this too.
Keep learning!
Andrew
FAQs
How is the new Machine Learning Specialization different from the original course?
- The Specialization includes an expanded list of topics that focus on the latest key machine learning concepts (such as decision trees) and tools (such as TensorFlow).
- Unlike the original course, which required more knowledge of math, the new Specialization is also designed to be more accessible for first-time students of machine learning.
- The assignments and lectures have been rebuilt to use Python rather than Octave.
- New ungraded code notebooks with code samples and interactive graphs help you visualize what an algorithm is doing and help you complete the graded assignments.
- The section on practical advice on applying machine learning has been updated significantly based on emerging best practices from the last decade.
- If you’re looking to #BreakIntoAI, we highly encourage you to take the new Specialization coming out in June to stay up to date.
- If you’d like to complete the original course, please read below:
I’m enrolled in the original Machine Learning course. What does this mean for me?
- If you’ve already enrolled in this course, you will continue to be able to access it on your Learner Dashboard.
- If you are interested in earning a Course Certificate for this course, please upgrade or apply for Financial Aid by June 14, 2022, if you haven’t done so already. If you are a Coursera for Business learner, you can continue to use your sponsored credit.
- In order to earn a Course Certificate, you will need to complete all graded assignments by December 10, 2022. After this point, no new assignment submissions will be accepted for Certificate credit.
少し省略して、訳します。
StanfordOnlineとDeepLearning.AIが共同で作成した新しい更新された機械学習スペシャライゼーションが始まります!
3つのコースは、多くの学習者が機械学習を開始するのに役立った元のコース(Stanford University Machine Learningの後継です。 6月に開始される、この更新された基本的なスペシャライゼーションをいち早く受講することをお勧めします。
よくある質問
Q 新しい機械学習スペシャライゼーションは、元のコースとどのように異なりますか?
A スペシャライゼーションには、最新の主要な機械学習の概念(デシジョンツリーなど)とツール(TensorFlowなど)に焦点を当てたトピックの拡張リストが含まれています。
数学の知識が必要だった元のコースとは異なり、新しいスペシャライゼーションは、機械学習の初めての学生がより利用しやすいように設計されています。
課題と講義は、OctaveではなくPythonを使用するように再構築されました。
機械学習の適用に関する実践的なアドバイスのセクションは、過去10年間の新しいベストプラクティスに基づいて大幅に更新されました。
Q 元の機械学習コースに登録しています。これは私にとってどういう意味ですか?
A このコースにすでに登録している場合は、引き続き学習者ダッシュボードからこのコースにアクセスできます。
このコースの証明書の取得に関心がある場合は、アップグレードするか、2022年6月14日までに学資援助を申請してください(まだ取得していない場合)。あなたがCourseraforBusinessの学習者である場合は、スポンサー付きクレジットを引き続き使用できます。
コース証明書を取得するには、2022年12月10日までにすべての採点済みの課題を完了する必要があります。この時点以降、証明書のクレジットとして新しい課題の提出は受け付けられません。
ます。この時点以降、証明書のクレジットとして新しい課題の提出は受け付けられません。
つまり、スタンフォード大学のMachine Learningの無料での講座は2022年6月に終了しました!!
証明書取得
ですので、講座終了前に私は修了証を取得することにしました。
上記の修了証を取得をクリックし、クレジットカード情報を入力すると、以下のような画面になります。
円安なので、前よりも値段が上がってます。。。

コースに移動をクリックすると、上部に以下のような画面が表示されます。

修了証をダウンロードすると、修了証が手に入ります!!
ちなみに、この支払ったお金は修了証を取得するだけの金額です。
ほかの有料講座を受けるには、別途お金を払う必要があります。
残念ながら終了
残念ながら、新規でスタンフォード大学のMachine Learningの無料講義を受けることはできなくなりました。
今後は、ディープラーニング専門講座が後継の講座になります(有料です)。
別の動画プラットフォーム
以下のようなYoutubeや動画プラットフォームはオススメです。
Youtubeは以下のブログ記事を参考にしてください。
>>【YouTube】無料でデータ分析とプログラミングを学ぶには何からはじめるか
>>【YouTube】Pythonで学ぶプログラミングとデータサイエンス
>>【YouTube】Pythonプログラミング練習(入門)
動画プラットフォームで学びたい方は以下のブログ記事を参考にしてください。
>>Udemy とは? 人気コースは? セールもやってる?
>>【無料】キカガクー脱ブラックボックスコースの講座を受ける
>>【感想】無料のキカガク Python&機械学習入門を受けてみた
>>【感想】キカガクの脱ブラックボックスコースを受けてみた
書籍で学びたい方
書籍でデータ分析を学びたい方は以下のブログ記事参考にしてください。
>>【レベル別】データサイエンス・データ分析の本まとめ(Python)
>>【オススメ】データサイエンス・データ分析を学べる動画をまとめました(Python)
最近話題の生成AIについて学びたい方
生成AIに興味がある方は是非以下のブログ記事もご覧ください。
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